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スタッフインタビュー

篠原 信雄

当院では、最新の知識と技術に基づき、良質で信頼される医療を実践します。

院長(泌尿器科)
篠原 信雄

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当院の直面している課題はなんでしょうか?

当院は独立行政法人労働者健康安全機構が設置する全国32労災病院の一つとして、勤労者医療と地域医療の両軸を担っております。2025年現在、一般急性期病床300床、地域包括ケア病棟50床、緩和ケア病棟33床、HCU 8床、合計391床の構成となっています。内科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科による高度医療を実践しています。
各科の医師派遣については北海道大学ならびに旭川医科大学の厚いご支援をいただいております。しかし、昨今の地方における医師不足は深刻で、「医師の働き方改革」もあり、解決すべき問題が山積しております。さらに看護師、薬剤師など医療従事者も十分でなく、当院のみならず地域を挙げて、その育成、獲得が求められています。

当院の強みはなんでしょうか?

当院の強みとしては、高度かつ専門的ながん医療の提供に加え、がん医療に従事する医師などへの研修、がん患者さんやご家族への相談支援、地域の医療機関への情報提供と連携によるがん医療の均てん化を担う地域がん診療連携拠点病院に認定され、北海道東部地域におけるがんセンターとしての役割を果たしています。手術支援ロボット ダビンチも導入し、最先端の外科手術を実施する体制を整えるとともに、HCU(ハイケアユニット)を開設し、救急やがん治療の高度急性期医療から一般病棟を経て緩和医療、在宅医療へ繋ぐための医療提供が可能です。また院内に設置したベッドコントロールセンターの機能強化により、90%を超える病床利用率にも適切に対応し、多くの入院ニーズにも適切に対応しています。
さらに当院を含めた釧路市内公的3病院が、うまく連携を取り合うことで、それぞれの病院の強みを生かしつつ、弱点を克服することが可能です。この点は、単に医療のみならず初期研修医、専攻医の教育においても3病院の協力が大きな力になっております。

病院の未来についてどのような展望を持っていますか?

令和7年(2025年)はいわゆる「医療の2025年問題」がスタートし、日本の医療体制に大きな変革が起こるとされています。内閣府「令和4年版高齢社会白書」によると、2025年の高齢者人口は、65~74歳の前期高齢者が1,497万人、75歳以上の後期高齢者が2,180万人になるとされています。実に、国民の約3人に1人が65歳以上になると推測されています。高齢者の急激な増加により医療そして介護の需要が大きく高まるとされ、釧根地区においても様々な課題が発生すると予想されています。これらの点は簡単には解決されるとは思えませんが、医療Dx(デジタルトランスフォーメーション)の発展による遠隔医療の充実、医療―介護ベストケアミックスに基づく地域医療支援制度の充実がその解決の一助になると思っています。

スタッフインタビュー

小笠原 和宏

小笠原 和宏

宮城島 拓人

宮城島 拓人

放生 憲博

放生 憲博