連携登録医について
当院の医師と共同で、患者さんの診療・指導にあたる診療所等の医師を「連携登録医」といいます。 連携登録医の有効期間は1年間とし、以後特別な理由がない限り自動更新します。 なお、当院院長が連携登録医として適当でないと判断した場合には、所属医師会長等と協議のうえで、登録を抹消させていただくことがあります。
ページ内のコンテンツ一覧
登録の申請手続きについて
下記書類の必要事項を記入のうえ、当院へ郵送かFAXで送付してください。
申請後、病院長が承認を行い、「登録医」として登録し、「登録医証」を交付いたします。
- 登録手続きに関する詳しい資料については、地域医療連携総合センターまでご請求ください。
【連携登録医】に登録していただくと当病院を優先的にご利用いただけます
開放病床のご利用について
診察された患者さんに入院の必要性が生じた場合に、開放病床をご利用いただくことにより、地域医療機関と当院が共同して、患者さんに、より綿密で安全な医療を提供することができます。
また、患者さんが退院された後には、再び地域医療機関において、一貫した治療を受けていただくことが可能となります。
- 緊急入院依頼は、事前に担当医師へ連絡をお願いいたします。
- ご紹介いただいた患者さんの入院は、ご紹介患者さん入院報告書にてお知らせいたします。
- 開放病床入院中の治療上の責任は当院が負います。
- 入院患者さんの主治医は、当院医師が担当します。連携登録医は副主治医として診療、指導に参加していただくことができます。
- 連携登録医は、紹介患者さんの一般診察、治療方針の説明及び指導並びに診療録の閲覧 を行うことができます。
- 連携登録医は、入院期間中病床を訪問し、診療、指導をしていただくことができます(病床訪問および共同診療は、原則として平日の午前9:00から17:00までです)。
- 病床訪問、共同診療・指導を行った時は、共同診療録(開放型病院共同診療録)の記載をお願いします。
- 共同診療に対する診療報酬の請求は双方にて行います。
連携登録医 | 開放型病院共同指導料(Ⅰ) | |
---|---|---|
診察時(1日1回) | 350点 | |
釧路労災病院 | 開放型病院共同指導料(Ⅱ) | |
診察時(1日1回) | 220点 |
(令和3年4月現在)
- 患者さんの退院にあたり、退院後の療養に必要な指導を共同で行うことができます。
- 開放病床を利用できるのは、事前に登録いただいた連携登録医の先生からのご紹介患者さんです。
- 開放型病床利用に関する詳しい資料については、地域医療連携総合センターまでご請求ください。
医療機器(CT・MRI・上部内視鏡)の共同利用について
当院では、CT・MRI・上部内視鏡の共同利用を行なっております。
検査予約の流れ
検査予約申し込み
CT・MRI検査の場合
検査依頼申込書及び診療情報提供書を地域医療連携総合センターへFAXしてください。
上部内視鏡検査の場合
上部内視鏡検査される患者さんで凝固剤等服用中の方は、服用中止日を診療情報提供書へ記載してください。
電話でも受付いたしますが、後で『診療情報提供書 兼 受診申込書』をFAXで送信してください。
検査予約日の決定
検査予約日の日時を決定し、折り返し『予約票および案内図』等をファックスで送信します。
患者さんへのご案内
患者さんには診療情報提供書(CT・MRI 検査依頼)の原本と当院から送信された『予約票および案内図』をお渡しください。
施設利用について(図書室・会議室)
図書室のご利用を希望される場合
地域医療連携総合センターまでお問い合わせください。
登録医制度Q&A
-
- 登録医制度とは何ですか。
-
当院医師とかかりつけ医がより連携を緊密なものとして、患者の治療や経過観察にあたる「2人主治医制」を実施することを目的とした制度です。
地域の医師会に所属するかかりつけ医の先生方に当院の連携先の医師として登録していただきます。【登録医になった場合のメリット】
- 登録医証書を発行し、医療機関名を当院の連携ボードに提示し、当院の連携先であることを明示します。
- 当院の開放型病床を利用し、紹介入院した患者を当院の主治医とともに診療に当たっていただくことができ、入院中の状態を把握することができるため、退院後の診療がスムーズに行えます。
- 図書室(文献検索サービス等)や会議室などの病院の施設を利用することができます。また、症例検討会や院内講演会などのご案内をいたします。
- 当院の高額医療機器を使用していただけます。
-
- 登録医になると、患者を紹介しなくてはいけないのでしょうか。
-
登録医制度は、開放型病床の利用や手術立会、カンファレンスへの参加、当院の機器等設備の優先利用などが可能となる制度で、患者の紹介の有無は関係はございません。
したがって、当院からの逆紹介も、登録医に関係なくご紹介させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
ぜひ、お気軽にご登録いただけますよう、お願いいたします。
-
- 非常勤医または施設管理者でも登録医になれますか。
-
登録医に関する制限はございません。ぜひ、お申し込みをお待ちしております。
-
- 開放型病床・医療機器の利用をしなくてはいけないのでしょうか。
-
利用に関する制限はありません。ご希望の際に、地域医療連携総合センターまでご連絡ください。
-
- 開放型病床の入院患者には何か優遇されるのでしょうか。
-
登録医からの紹介ということで優遇措置をとりますと、他の患者からの誤解を生じるおそれがありますので、特別な措置はございません。
-
- 開放型病床に入院中の紹介患者を訪ねたいのですが・・。
-
共同診療・指導を目的とされる場合は、あらかじめ地域医療連携総合センターにご連絡いただければ、日程等を調整いたします。
来院された際は、白衣やネームプレートの貸し出しをいたしますので、地域医療連携総合センターにお越しください。
-
- 開放型病床へ入院中の紹介患者の手術・検査に参加できますか。
-
当院の主治医の許可を得て、手術・検査に立ち会っていただくことも可能です。
-
- 共同診療を行った場合、貴院の非常勤医として換算されるのでしょうか。
-
当院の医師数としては換算いたしません。
-
- 診察へいく場合、白衣は持参した方がよいでしょうか。
-
必要ありません。白衣及び名札は当院の専用控室(更衣室)にご用意しております。
-
- 共同診療を行った際、介助者はいるのでしょうか。
-
当院の看護師が介助いたします。看護師への指示は当院担当医(共同診療)を通じて行います。
なお、その際に使用した薬剤等は当院で負担いたします。
-
- 共同診療を行った際の診療報酬請求方法を教えてください。
-
患者さまを診察いただいた場合に、登録医の医療機関において開放型病床共同利用料Ⅰが算定可能となります。
ただし、その時点では当院に患者が入院していますので、患者が支払う負担額(3割相当分)は当院で徴収し、翌月、貴院へお振込させていただきます。登録医の医療機関は、対象患者のレセプトにおいて残りの7割相当分を保険請求していただくこととなります。- このときの記録は、「釧路労災病院開放型病床共同指導票兼診療録」にお願いいたします。
-
- CT・MRI等の機器利用の手続き方法を教えて下さい。
-
登録医証を送付する際に、利用申込書を同封しておりますので、必要事項を記載の上、当院へ送付またはFAXにて申し込みをお願いいたします。
なお、現在CT及びMRIは単純撮影のみの対応をなっておりますので、ご留意願います。
造影撮影をご希望の場合は、当院へご紹介頂きますようお願いいたします。【歯科医院の皆様へ】
撮影時のCTデータは0.6㎜スライス幅ですが、直接お渡しするCTのデータは5-10㎜スライスのため、歯科領域の診断には適さないことが予想されます。そこで、当院の口腔外科で診断可能な状態に画像処理を行った後、各歯科医院にお渡しすることが必要となります。
そのため、CT画像を必要とされる場合は、従来通り、当院へご紹介いただきますようお願いいたします。
-
- 医学集会、研修会等の案内をしていただけるのでしょうか。
-
講演会やカンファレンス開催状況につきましては、開催が決定次第、ご案内させて頂きます。
また、開放型病床を利用しなくても、ご紹介頂いた患者が入院した場合、カンファレンス参加へのご希望がございましたら、情報提供させて頂きます。紹介患者が入院された場合、入院当日(または翌日)に連絡票を送付させて頂いております。
-
- 会議室は土日でも利用可能でしょうか。
-
会議室に空きがあれば利用可能でございます。利用希望日の1週間前までに地域医療連携総合センターまでご連絡をお願いいたします。
なお、平日の場合は前日予約でも構いませんが、会議室が全て予約済みの場合もございますので、出来るだけお早めにご相談ください。
- このほか、ご不明な点等がございましたら、地域医療連携総合センターまでお問い合せいただきますようお願いします。
地域医療連携総合センター 地域連携室