ご挨拶
中央リハビリテーション部の基本方針は
- 専門知識を高め、質の高いリハビリを実践します。
- 十分な説明と同意に基づくリハビリを実践します。
- 治療と就労の両立支援を実践します。
- 多職種と連携しチーム医療に貢献します。
以上4点であり活動の中核としています。地域の皆様の健康増進と勤労者の復職を第一に考え、チームで連携しそれに寄与できるよう職員一同努めて参ります。
中央リハビリテーション部部長・理学療法士 堀内 桂
部門紹介
中央リハビリテーション部の診療体制は令和7年4月現在、理学療法士(PT)16名、作業療法士(OT)6名、言語聴覚士(ST)3名の計25名となっています。
従来からの運動器疾患や脳血管疾患患者に加え、近年は内部障害やがん患者へのリハビリ対応が劇的に増加しています。抗がん剤治療や放射線治療を受ける方、開腹術後の方など様々なリスクを考慮しながら、チームで検討し、よりよいリハビリを提供できるよう日々の業務を行っています。

特色① 急性期リハビリテーション
入院、発症早期からのリハビリ介入で早期の機能回復はもとより、離床促進、廃用予防を図るとともに、患者ニーズの把握、不安軽減にも努めています。
また、高齢化に伴い、複数の疾患や障害を持つ方も多くなっており、(例:パーキンソン病で神経内科通院中の方ががんを罹患し内科入院、大腿骨頚部骨折で整形外科入院中の方が肺炎を併発など)複数の診療科にまたがる障害像を持つ患者に対して、PT・OT・STで協働しながらできる限り元の生活に戻れるようアプローチをしています。

※患者さんより掲載許可をいただいております。
特色② がんのリハビリテーション
当院ではリハビリ実施患者の約4割をがん患者が占めておりリハビリを積極的に行っています。
また、厚生労働省が定めるがんのリハビリテーション研修を修了した職員はPT14名、OT6名、ST3名となります。がんのリハビリテーションは、各治療法(手術、化学、放射線治療等)による直接、間接的な影響やリスクに配慮しながら、その人らしい生活を送ってもらうための援助の過程です。廃用予防や心理的効果はもちろん、がんそのものによる障害治療や合併症予防、回復など予防~緩和的段階まで広く対応しています。
さらに治療・就労両立支援部と連携し、復職や両立支援に尽力していきます。
特色③ 整形外科外来でのリハビリ提供
整形外科にPT1名が常駐し、診察室から直結したリハビリを提供しています。
変形性膝関節症の保存療法や、肩・腰痛の対応、セルフエクササイズやテーピング指導などそれぞれに応じたリハビリを行っています。
また、入院から外来リハに移行した方に対しても、機能改善を促進すべく対応しています。

※患者さんより掲載許可をいただいております。
業務内容
病院内
- 入院、外来患者のリハビリテーション
- 各種専門チームへの参加
病院外
- 釧根地区高校野球連盟メディカルサポート活動
- 釧路町健康づくり教室
個人認定資格(令和7年4月)
- 呼吸療法認定士 5名
- 日本呼吸ケア・リハビリ学会呼吸ケア指導士 2名
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
- 日本医療リンパドレナージ協会認定セラピスト
- 日本理学療法協会認定理学療法士(臨床教育)
- 日本糖尿病療養指導士
- 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
- 福祉住環境コーディネーター
- 日本理学療法士協会認定理学療法士(呼吸)
- 心不全療養指導士