ご挨拶
臨床工学部のページをご覧いただきありがとうございます!当部は、臨床工学技士の国家資格を有する技士が在籍し、業務は、生命維持管理装置の操作や保守点検、中央手術室・血液浄化センター・高気圧酸素治療室・アフェレーシス治療など様々な現場で医療機器の管理・運用・操作を行っています。医療機器の専門家として、すべての医療機器が常に安全かつ正確に稼働するよう日々努めています。24時間体制でトラブルや緊急対応にも備え、患者様に安心して治療を受けていただける環境づくりに貢献しています。
主任 臨床工学技士 廣瀨 孝則
部門紹介
現在、臨床工学部は9名の臨床工学技士で日々業務を行っています。
業務内容は大きく2つに大別しており、機器を直接操作して治療に関わる「臨床業務」、これら機器の保守管理運用を行う「医療機器管理業務」となっています。これらの業務に関して24時間対応できる体制をとっているため、各業務に対応できるよう3チーム体制とし、ローテーションを行っています。医療機器を通じて安全で質の高い医療を提供できるよう、臨床工学技士として出来ることを探求し業務に取組んでいます。
業務内容
血液浄化センター
16床の透析装置及び関連する医療機器の操作及び保守管理、また患者さんに関わる一連の手技も行い、医師、看護師とともに血液浄化センターのチームの一員として従事しています。

高気圧酸素治療室
血液中に溶け込む酸素の量を増やす治療用装置。急性一酸化炭素中毒その他ガス中毒・急性末梢血管障害・突発性難聴・末しょう循環障害などの治療を行います。さまざまな疾患に対して治療を行います。年間約200~300件の治療実績があります。

アフェレーシス
血漿交換や血漿吸着、白血球除去などこれらの手技に必要な機器の操作及び保守管理を行います。また、当院の特徴として、CART(腹水濾過濃縮再静注入法)の実施件数は例年50件を超え、PBSC(末梢血幹細胞採取)においては道東で唯一の実施施設となっています。

HCUおよびラウンド業務
HCUや各病棟における人工呼吸器の点検、トラブル対応やメンテナンスを実施します。呼吸療法認定士が3名おり、適切な治療が行えるようサポートしています。院内のテレメータやAED・除細動器の日常点検を実施しています。AEDは適切に使用できるよう機器のチェックは毎日行っています。また、院外活動としてAEDの点検講習も行っていますので、相談等ございましたらお気軽にご連絡ください。
(☎ 0154-22-7191 内線7120)

消化器内視鏡室
年間約9,000件の検査・処置が実施されており、内視鏡関連機器の保守管理はもとより電子スコープの洗浄消毒及び履歴管理を行っています。また、診療の補助として検査・処置に関わる機材の準備やサポートも行います。

中央手術室
外科・泌尿器科領域における腹腔鏡手術やロボット手術の介助、眼科における白内障手術、整形外科で使用する自己血回収装置の操作を行います。チーム医療の一員として医療機器に関するサポート体制をとっています。

医療機器管理業務
医療機器の中央管理を行い、医師・看護師が医療機器を安全に使用できるよう万全な管理を行っています。適切に使用してもらうための情報提供や学習会を開催し安全な機器の運用に貢献しています。
