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臨床工学部

概要

 臨床工学部は、臨床工学技士(国家資格)が所属し、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行い、診療科の治療に携わっています。また、医療機器の専門家として全ての医療機器に精通し、常に正確に動作するよう保守管理を行い、スタッフが医療機器を安全かつ正確に使用できるよう指導・教育を行っています。


体制

 臨床工学部は、医師1名(兼任)、臨床工学士8名の体制で日々業務を行っています。


特色

 臨床業務と医療機器管理業務と大きく2つに大別しており、これらすべての業務に関するトラブルや緊急対応には、24時間対応できる体制となっています。医療機器を通じて安全で質の高い医療を提供できるよう、臨床工学技士として出来ることを探求し、業務に取組んでいます。


臨床業務

血液浄化センター

 15床の透析装置及び関連する医療機器の操作及び保守管理、また患者さんに関わる一連の手技も行い、医師、看護師とともに血液浄化センターのチームの一員として従事しています。

高気圧酸素治療室

 血液中に溶け込む酸素の量を増やす治療用装置。急性一酸化炭素中毒その他ガス中毒・急性末梢血管障害・突発性難聴・末しょう循環障害などの治療を行います。さまざまな疾患に対して治療を行っています。年間約200~300件の治療実績があります。

アフェレーシス

 血漿交換や血漿吸着、白血球除去などこれらの手技に必要な機器の操作及び保守管理を行っています。また、当院の特徴として、CART(腹水濾過濃縮再静注入法)の実施件数は例年100件前後です。PBSC(末梢血幹細胞採取)においては道東で唯一の実施施設となっています。

人工呼吸器関連業務

 人工呼吸器本体のトラブル対応やメンテナンスを実施します。呼吸療法認定士が3名おり、適切な治療が行えるようサポートしています。

ラウンド業務

 AED・除細動器やモニタの日常点検を実施しています。AEDは適切に使用できるよう機器のチェックは毎日行っています。また、院外活動としてAEDの点検講習も行っていますので、相談等ございましたらお気軽にご連絡ください。 (☎0154-22-7191 内線5254)

消化器内視鏡室

 年間約9,000件の検査・処置が実施されており、内視鏡関連機器の保守管理はもとより電子スコープの洗浄消毒及び履歴管理を行っています。また、診療の補助として検査・処置に関わる機材の準備やサポートも行います。

中央手術室

 外科・泌尿器科領域における腹腔鏡下手術、眼科における白内障手術、整形外科で使用する自己血回収装置の操作を行います。チーム医療の一員として医療機器に関するサポート体制をとっています。

医療機器管理業務

 医療機器の中央管理を行い、医療機器を医師・看護師が安全に使用できるよう万全な管理を行っています。医療機器を適切に使用してもらうための情報提供や学習会を開催し安全な機器の運用に貢献しています。


※これらすべての業務に関するトラブルや緊急対応には、24時間対応できる体制となっています。医療機器を通じて患者さんに安全で質の高い医療を提供できるよう、MEセンターとして出来ることを探求し、業務に取組んで行きたいと思います。